rom&nd HAN ALL BROW CARA

Revolutionize your brow routine with this innovative beauty essential
アイブロウルーティンをレベルアップさせる 超優秀アイブロウマスカラ

わたしの眉毛は、濃い。もともとは太くて濃い、とてもきれいな眉毛だったのだが、90年代の流行りにまんまと乗ってしまったわたしは、せっせと眉毛を抜いた。太い眉毛なんてダサい、という憎しみの念を抱きながら。その結果、わたしの眉毛は細く短くなったまま生えてこなくなった。眉尻がないので、ちょっと長めの麻呂眉だ。形はへんてこになってしまったのに、濃さだけは健在で、20代の頃から2週間に一度はセルフで脱色をしていた。それが、2年前ロンドンに越してから面倒くさくなってしまって、脱色をせず自眉にアイブロウマスカラを重ねてしのいでいた。別にそれでも困らなかったのだが、若干眉毛とそれを描き足した部分の境目が気になっていた。

そんなときにTwitterで見かけたのが、Rom&ndの新作 Han All Brow Caraだった。「びっくりするほど眉毛の存在感が消える」というレビューを見て、わたしの眉毛ならその真偽を確かめられるぞ、という謎の自信も湧いた。 イギリスへ発送してくれるYES STYLEで£7.00程度、送料を入れても£9.00弱で購入できたので、日本での販売価格とさほど変わらなかった。

わたしは髪を染めておらず、地毛がアッシュ味のある茶色なので、赤みやオレンジみのあるアイブロウ商品は一切使わない。今回は、もう10本以上リピートしているDiorのブロウスタイラー02にあわせて、03 Modern Beigeを購入した。

マット素材のパッケージはスタイリッシュで、機能的でありながらもかわいい。キャップの色が中身の色と同じになっているので、数色持っていてもどれがどの色か分かりやすいというのも便利だ。そして特筆すべきは、ブラシの形状。大きいというレビューも見かけたが、個人的にはこれまで使ってきたアイブロウマスカラと変わらないか、むしろ少し短めなのが使いやすく感じる。眉毛を1本1本しっかりキャッチして色付けてくれるし、液がのっぺり付きすぎてしまうこともないので、かなり使いやすい。


それだけでなく、マスカラ液にも秘密がありそう。一般的なアイブロウマスカラはマスカラ液が「ゆるめの液体」なのに対して、これは「ちょっとドライでふわふわした質感」で、優秀なブラシの形状と相まって肌に付きづらくなっている気がする。ブラシに付いたマスカラ液がちょっとドライな質感なので、ちょっと手が滑っても肌にベタっと液がついてしまうことがない。ブラシのシャゴシャゴとした形状と、ドライなマスカラ液のバランスが良いのかもしれない。

わたしが購入した03 Modern Beigeは、赤くも黄色くもない、割とどんな色のアイブロウペンシルとも合いそうな色味。眉毛の存在感を消しながらも、わざとらしさが一切ない。Dior ブロウスタイラー02とも相性が良く、ペンシルで足りない部分を描き足してからこのアイブロウマスカラを付けると、一気に眉が整う。実際、これを初めて使った日に「あれ、今日眉毛すごい良いね」と言われたことにも驚いた。

ふわふわっと色づいて、ティントのように長時間持続する。パリパリに固まることもないし、日中ポロポロと崩れてくることもない。

「眉毛の存在感を消すタイプのアイブロウマスカラ」の中には、その部分だけちょっとわざとらしく色づくものもあるので避けがちだったのだが、これは存在感を消すというより「馴染ませる」という感覚のほうが近い。眉をブリーチするとどうしても赤茶色っぽくなってしまったり、放置時間が長すぎると黄色っぽくなってしまったり、どちらにしても髪色とチグハグな印象になってしまうのが悩みだったので、むしろ時間を割いて面倒なブリーチをするより、朝30秒でこのアイブロウマスカラを使ったほうが馴染みが良いのだから、もうこれからまたブリーチ生活に戻ることはないだろう。